冷え性・貧血は脳の老化を早める

冷え性や貧血というと、女性の悩みと思う方もいるかもしれませんが、最近では男性や子供でも、その症状を感じている人が増えているようです。

この症状だけでも「どうにかしたい」と思っている人が多いのでしょうが、冷え性や貧血が脳の機能にも影響を与えるとしたら、「どうにかしたい」などと言っている場合ではないかもしれません。

冷え性・貧血は脳の老化を早める

冷え性と脳の関係

冷え性など血液に淀みがあると、栄養や酸素が体の各細胞に必要量届きにくくなります。

脳の神経細胞はエネルギーを生みだすため、とても多くの酸素を必要としています。その量は何と、全身酸素消費量の約20%にも相当します。

冷え性の自覚がある方は、脳のエネルギー不足も考えられます。それはすなわち、体全体への老化加速に繋がっていきます。

冷え性の原因

  • 運動不足

人間の体の半分以上の筋肉は、下半身にあります。その下半身の筋肉が少ないと、心臓にかえすパワーが少なくなり、結果全身に血液を送るのが難しくなります。

下半身を使った運動や肺を使った運動(深い呼吸)は、細胞に栄養や酸素を届けるためにとても有効な手段なのです。

  • 足元を冷やす服装

足は体の中心から一番遠く、血管もだんだん細くなります。そのため体の中でも冷えやすい場所とされています。足が冷えると内臓を冷やし、筋肉を冷やして硬くしてしまいます。そうなると、ますます血液循環が悪くなってしまいます。

頭寒足熱が健康には良いのです。

  • 自律神経の乱れ

血液を送り出す心臓はもとより、その他の内臓や血管の働きを調整しているのは自律神経です。体温調整も自律神経の働きです。つまり自律神経が乱れると、様々な働きが連動して悪くなってきます。

自律神経を整えるには、根本的な脳ケアと環境整備が必要となります。

冷え性対策は脳にとって欠かせない要素ですが、脳ケアもまた、冷え性の改善に大きく関わっているということです。

貧血と脳の関係

貧血というと血液量が少なくなっていると勘違いしている人もいるようですが、そうではなく、細胞への酸素供給の役割を担っている血液中の赤血球が減少し、体内の細胞が酸素欠乏状態になってしまっている状態です。

そうなる原因には様々なものがありますが、原因の一つとして、ビタミンBや鉄分不足によっておきているということが分かっています。

このビタミンB、脳を働かせるためにも必要な栄養成分で、不足すると物忘れや神経障害を引き起こすという可能性があります。

また、脳神経細胞は思考や記憶をするときに電気信号と神経伝達物質によって情報を伝達しますが、その電気信号を送る際に必要なのが、ビタミンBやカルシウムなのです。

体内の細胞が酸素欠乏状態になってしまっているということは、冷え性のところでも書いたように、脳のエネルギー不足も起きてきます。つまり慢性的に貧血だという方は、人より早いスピードで脳が衰えていくと考えられるのです。

貧血症状の改善だけではなく、脳ケアも同時に行っていきましょう。

貧血の原因

  • 栄養不足

赤血球の原料となる鉄分のほか、タンパク質やビタミンB12、葉酸などが不足していると、赤血球を造る事ができなくなります。毎日バランスのとれた食事をすることが大切です。カロリーはあるけど栄養のない食事や偏った食事は見直していきましょう。

  • 造血幹細胞の障害、腎機能の低下による赤血球生産量の低下
  • 生まれつき赤血球に異常がある遺伝や自己免疫性疾患、やけどや毒による溶血
  • 過多月経や子宮筋腫、消化器の病気などによる継続的な出血