有名声優の命を突如奪った突然死から身を守るには?

声優の鶴ひろみさんが11月16日夜に、都内の首都高速道路の道路上でハザードランプを点け停車した車の運転席でシートベルトをつけたまま意識がない状態で見つかり、その後死亡したというニュースが11月17日午前に一斉に報じられました。

1986年のドラゴンボール第一話からブルマ役で出演されていて、そのほかアンパンマンのドキンちゃんの声優さんとしても広く親しまれていた鶴さん。

その後、彼女の死因が大動脈解離であることが明らかになりました。

57歳の彼女を突然襲った大動脈解離とは一体どのような病気なのでしょうか?

大動脈解離

有名声優の命を突如奪った突然死

大動脈解離とは

心臓から全身に血液を送る重要な役割を果たしている大動脈は、しなやかで強靭な3層の膜からできていて、直径2~3センチと人間のからだの中で最も太い血管です。その大動脈の壁に内側から裂け目ができてしまう病気が大動脈解離です。

大動脈の内側の膜が何らかの原因で薄くなってしまったり傷がついてしまった場合、心臓のポンプ作用で内側の膜に圧が掛かり、その部分から破れ、真ん中の膜へと血液が流れ込んでしまいます。真ん中の膜は破壊され、内側と外側の膜の間に血液が流れ込みます。この状態が大動脈解離と呼ばれる病態です。いちばん外側の外膜は内側からの圧力ではまず破れないため、破れた内膜とその外側の外膜の部分が解離している状態となります。

内膜と外膜の間に血だまりが大きくできてしまい、物凄い痛みを伴うと言われています。

大動脈解離はなぜ起こる

発症の原因として一般的にあげられているものは、

  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 血管に起こっている何らかの炎症
  • 先天的なもの
  • 原因不明のもの(本態性と呼ばれる)
  • 加齢による血管壁の衰え
    といったもの。

高血圧は病気ではない

原因の一つとして槍玉に挙げられている高血圧。

実際にあなたは血圧が高い=悪いと思っていませんか?実はそんなことは決してありません。

血圧は高くなったり低くなったり、その時に応じて変化します。

例えば、車を運転中、目の間に子供が飛び出してきたら、あなたの血圧は瞬時に200を超えています。そうしないと急ブレーキも踏めなければ、急ハンドルも切れません。危険が迫っているのに、低血圧でのんびりしていると即座に対応できないのです。

いろいろな出来事がありストレスがたまり、あなたはイライラしているとします。血圧は必ず上がります。心配事が多くても上がります。

逆に、仕事も片付き、ひと段落してのんびりしていいれば、血圧は低くなります。

また、年齢を重ねるとどうしても老化の影響で血管が硬くなってきます。そうすると血液を末梢まで送りだすのに抵抗が増えて、血圧は上がります。そうしないと、心臓より上にある頭に、重力に逆らって血液を押し上げたり、身体の隅々まで血液を送り届けることはできません。

歳をとれば血圧が上がるのは必然であり、当たり前の生理現象です。血圧を上げないと、血液の循環不全が起きて、血液が固まり易くなりますし、血液が届かないところの血管は栄養が届きにくくなり、さらに脆くなってしまうのです。

降圧剤などで強制的に血圧を下げたらどのような悲惨なことが起きるのか、想像に難くありません。

老化による動脈硬化も病気ではない

動脈硬化も原因に挙げられていますが、前述の通り病気というよりも老化による避けられない自然現象だと言えるでしょう。

よく、コレステロールや中性脂肪が動脈硬化の原因だとして目の敵にされていますが、あれは大きな間違いです。

コレステロールや中性脂肪が血管に溜まるのは、質の悪くなった血管の筋肉細胞の死骸や、それを処理しにやってきた免疫細胞の死骸が固まってできたアテロームが大きくなって、剥がれ落ち脆くなった血管壁を体が穴埋めして修復しようとした結果です。

つまり、血中のコレステロールや中性脂肪の増加は動脈硬化の原因ではなく、結果なのです。

以上のことからも明らかなように、高血圧やコレステロール、中性脂肪などは、原因と結果を取り違えた挙句、犯人にでっち上げられただけなんです。冤罪です。

真の原因は血管のしなやかさが失われる、つまり血管の老化現象にあるわけです。

血管を若返らせる方法

血管が年々衰えていくことが避けられないならば、大動脈解離も避けられない現象なのでしょうか?

いや、そんなことはありません。

要は血管壁のしなやかさを取り戻すことができればいいのではないでしょうか。それがいわゆる血管年齢を下げるということです。

血管年齢を下げる方法として一般的に挙げられているものをピックアップしてみます。

  • 食生活の改善
  • 適度な運動
  • 禁酒・禁煙
  • サプリメント
    など

そして『脳育塾』ではオプティマルヘルスの観点から、脳をケアすることで血管の健康を維持していくアプローチを提案しています。

血管ケア3つのアプローチ

1)副交感神経を働かせ血管の緊張を緩める
血管というのは実を言うと筋肉組織です。筋肉ですから緊張もするし、弛緩もします。

血管を筋肉と見た場合、動脈硬化とは血管の緊張状態がずっと続いている状態だと言えます。簡単に言うとコリですよね。肩コリと同様、血管も緊張を緩めてあげれば元の状態に戻るわけです。

筋肉組織が緊張するのは交感神経が優位になっている時です。だから、脳の緊張を緩めて副交感神経を働かせ自律神経のバランスを取れば血管も緩むわけです。そのために必要なものが脳内神経伝達物質アセチルコリンです。

2)「一酸化窒素」を増やして血管のしなやかさを保つ
一酸化窒素(ニトリックオキシド)は血管の健康を維持するための重要な神経伝達物質です。一酸化窒素は血管を弛緩させる信号を血管に伝え、血管のしなやかさを維持する役割を果たしています。

3)睡眠の質を上げて血管壁を修復する
睡眠時に脳から成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンは、起きている間に壊れた細胞の修復や疲労の回復など、私たちが健康的で美しく暮らすための大切な役割を数多く担っています。当然その中には血管の修復も含まれています。

成長ホルモンが多く分泌されるのは眠りについてから最初の約3時間で、特に眠りについてから最初の約90分間に迎える徐波睡眠(最も深い睡眠状態)の時に分泌量は最も多くなります。つまり、より多くの成長ホルモンを分泌させるためには、ただねればいいというものではなく、眠りについてから最初の約3時間にどれだけぐっすりと深く眠れるか、つまり睡眠の質がポイントになります。

そのために必要なものが神経伝達物質セロトニン及びアセチルコリンです。



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